2015年06月19日

近鉄名古屋線沿線書店まわり、ディープすぎる業界人の日常

実際に、近鉄名古屋線沿線書店まわりの営業をしてみました。そのある程度リアルな日記になっています。

2015年6月16日朝5時37分 横須賀中央駅
 天気曇り、乗り込んだ特急電車を横浜で下車、東神奈川乗り換え新横浜から新幹線で名古屋へ、近鉄蟹江駅9時30分に同僚のオバマ-Kと合流。
 今回の営業は、7月1日発売予定の弊社の本、変わらなきゃの告知と、ポスター、POP、スタンドの配布と平積み販売協力企画の説明、期間、協力金の支払い方法、注文書などの渡すタイミングや、店長がいなかった場合の対応、チェーン店が多い書店さんは、そう言う話は本部と話してくれと言ってくるので、その場合、本部の住所と担当者を聞き出すテクニックとか……これ以上の詳細は控えるとして、本日の書店回りのルートをふたりで、待合室のベンチで綿密に確認する。

@ 東京書店蟹江店
 〒497-0044 愛知県海部郡蟹江町富吉3−243
 0567-95-6997
A あおい書店蟹江店
 〒497-0050 愛知県海部郡蟹江町学戸2丁目127
 0567-96-5135
B いまじん中川戸田店
 〒454-0961 愛知県名古屋市中川区戸田明正2丁目110
 052-439-2360
C ブックスオオトリ・名古屋中川店
 〒454-0972 愛知県名古屋市中川区新家1丁目2421
 052-432-6278
D 精文館書店津島店
 〒496-0803 愛知県津島市今市場町4丁目29−1
 0567-27-5200
E 精文館書店新津島店
 〒496-0813 愛知県津島市片岡町60
 ヨシヅヤ津島北テラス別館 1F  0567-22-4001
F 文教堂書店弥富店
 〒490-1406 愛知県弥富市鍋平2丁目31−1
 0567-56-3025
G いまじん弥富店
 〒498-0014 愛知県弥富市五明町蒲原1371−4
 0567-66-2533

以下、実際にまわった結果報告です。

@ 東京書店蟹江店は、行ってみたらアダルト系の専門書店だった。これ、グーグルストリートビューでは分からない。単行本なんて一冊も置いてませんでした。

A あおい書店蟹江店
 事前の打ち合わせをしていたので、平積み100冊の対応で8月10日まで置いてくれる契約、A2ポスター渡す。お土産にお菓子のホームラン王、ナボナも。

B いまじん中川戸田店
 店長は不在です。でもこれはアポナシで売り込みに来た出版社への対応マニュアルなのでは? と今回、深読みしたくらい。
 店長は、不在、休憩時間中、接客中とか、特にこの店では最初からまるで不審者扱いされたので、名刺も渡さずいったん撤収。
 このあとに行ったG いまじん弥富店も同じ対応をするので、こちらも開き直って対応した店員に、じゃあどうすれば置いてもらえるの? と詰め寄ってみると本部の書籍部で一括でやってるからそちらに訊いてくれというのでありました。店を出たあとに、名古屋の北にあるという本部の電話番号にかけてみると、これが最悪でした。
 電話口の向こうの担当者にしてみれば、出版社のフジモトなんて知るわけがないのですから当然といえば当然ですよね。
 結局、後日企画書類一式を送ることに落ち着いたのですが、電話口の担当者もなかなかのしたたかさで、協力金が出るならとの口ぶりで、結構こういうパターンには手慣れてる様子もありました。
 言うまでもなく書店さんもビジネスなのですからお金さえ出してくれるなら、置くのはやぶさかにはあらずが本音なんだと思いました。
 結局、あとになっても書類一式、送らないことにしました。

C ブックスオオトリ・名古屋中川店
 ここもチェーン店であり、飛び込み営業だと、門前払いかと思いきや、店長と店員が二人という小規模な売り場であり、私たちを、店長が事務室に招き入れてくれてその場で快諾です。
 店長はこちらが提示した協力金に、こんなに貰えるのかといたく感動している様子でこれは良い兆候、即横須賀のお土産を渡して終了。

D 精文館書店津島店
 ここもチェーン店の一角、アポナシ、店長不在ながら、偶然にも各店舗を巡回しているフィールドトレーナーの肩書きを持つ鈴木さん(仮名)とお会いすることができた。
 この人、組織的にかなり偉そうな感じの人。
 話を聞き終わると当方の企画とは関係なく、他の精文館書店4店舗でも置いてくれると言うことになりました。ポスターも多めに欲しいというのでA2を4枚。
 この書店さん、今回の営業で一番の幸運だったかもしれない。

F 文教堂書店弥富店
 文教堂さんは、対応した担当者が名刺すら受け取らないのでありまして、今回の営業では、系列店さんを含めてスルーすることにしました。詳細はこれ以上書けませんが悪しからず。

6月18日、2日目のルート、朝から雨の予報ながら、曇りのままの推移で傘の出番はなしでした。

H シェトワ白揚書籍館
 〒510-0822 三重県四日市市芝田1丁目10−3
 059-354-0171
I 宮脇書店四日市本店
 〒510-0075 四日市市安島1丁目3−31 ララスクエア四日市 4F
 059-359-5910
J 近鉄ブックセンター
 〒510-8585 三重県四日市市諏訪栄町7−34
 059-354-7407
K MARUZEN 四日市店
三重県四日市市諏訪栄町7−34 近鉄百貨店地階  
 059-359-2340
L 四日市新光堂書店駅前店
 〒510-0086 三重県四日市市諏訪栄町5−5
 059-351-1600
M 新光堂書店アピタ桑名店
 〒511-0068 三重県桑名市中央町3丁目21
 0594-23-1898
N 新光堂書店本店
 〒511-0089 三重県桑名市田町22
 0594-21-2521
O 太閤堂
 〒511-0079 三重県桑名市有楽町14
 0594-22-0688
P 三洋堂書店桑名店
 〒511-0811 三重県桑名市東方764
 0594-27-7734
Q 三省堂書店 名古屋島屋店
 〒450-6011 愛知県名古屋市中村区 名駅1-1-4 ジェイア-ル名古屋島屋 11F
052-566-8877
R ジュンク堂書店名古屋店
 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3−25−9 第一堀内ビルディング 1F
052-589-6321
S 星野書店 近鉄パッセ店
 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅1−2−2
 052-581-4796

 各書店まわりの詳細ですが、I 宮脇書店四日市本店と、K MARUZEN 四日市店は飛び込み営業だったにもかかわらず、置いてくれそうな雰囲気になりました。特に丸善は四日市の近鉄駅の地下にある大型店であり、是非平積みをと思っていたのです。
 幸いにも店長さんとお会いでき更にこの店長さん、もと名古屋ジュンク堂にいたことがあって、前回置いてくれていた弊社の本のことを覚えていたんですね。
 丸善とジュンク堂が合併したことが幸いしました。丸善四日市の店長さん、名古屋ジュンク堂の今の店長さんとも知り合いの仲。そんなこともあって、今回は連携して販促やってあげるかもよ、とのニュアンスを滲ませてくれました。
 これで、四日市まで来たかいがあったというものです。

 お昼過ぎに、四日市から準急に乗って名古屋に移動。
 連れのオバマ-Kがお昼は、どうしても本場の味噌煮込みうどんが食べたいというので、iPadで現在位置から検索をかけて捜してもらう。駅の地下街にいたせいか、Wi-Fiの繋がりが悪い。一度、地上に出て再び検索。
 めでたく味噌煮込みうどんを完食という、はこびにあいなりました。
 残す書店は、近鉄パッセ星野書店、高島屋の11階にある三省堂、駅からちょっと離れたジュンク堂だけとなり、こちらは事前に話をしてあったので、ポスターとPOPを渡すだけで完了。

 今回、三省堂だけ60冊、他は30冊。これは予算の関係ですね。書店さんはお金を払えば置いてくれる。これは間違いないことだけど、無名の出版社が無名の著者の本を書店さんに平積みで置いてくれるようにと、電話やメールで交渉してもダメ。本の平積みを実現したいなら、現地へ行って直接説明して、頼み込むしか方法はないんです。 大変だけど、自費出版の本を置いてもらうには、まずアポなし訪問営業ですね。もしこれをいとわないならばどんな本でも希望の書店に並ぶと思いますよ。
 ウソだと思うなら自分でやってみればいいんです。でも実際にやってる出版社も著者もほとんどいないのではないか。お金も時間もかかりますしね。
 一般的な出版社としては、一斉FAXで注文書を送ったり、取次へ配本依頼して、ウチはちゃんと営業して各書店に頼んでますよっていう販促の説明はしてると思います。特に自費出版のお客さんに対しては。でもその説明を聞いたほうの著者には、何のことだからさっぱり分からない。
 取次への委託配本で全国の書店にあなたの本をって、でもそれで書店に自分の本が並ぶ訳ではありませんよね。それだけでは書店さんは平積みはしてくれないんです。各書店の店長さんに与えられた裁量は、1タイトル本にせいぜい5冊までの注文でしょうか。
 でも全体的に、書店流通は、自費出版する人にはよく分からない話ばかりです。
 そして、直接書店に出向いての営業を、一体どれだけの出版社がやってるのでしょうか。
 特に、自費出版でやってるところは、あまりないと思います。



posted by fujibooks.com at 09:31| Comment(0) | 日記
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